出世払いで大学に行く

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ここ数年の間、高等教育無償化の話題を聞くことが多くなりました。

所詮は選挙向けのアピール。実現することはないだろうと思っていたのですが、「出世払い」と呼ばれる方式で進みそうな雰囲気になっています。

大学授業料「出世払い」導入を=自民が提言案

世帯年収1100万円を基準にするそうです。

子どもが3人いる我が家にとっては世帯年収だけの話ではありませんが、第二種奨学金と同じ考え方を採用するようですので、世帯人数によって基準は変わるのではないかと思います。

出世払い方式については、「結局借金ではないか」という否定的な意見も多くありますが、私は賛成の立場です。

他の先進国と比較した際に、日本の公教育予算は非常に少ないことで知られています。もちろん私ももっと増やすべきだと思いますが、簡単に変えられることではありません。

税金を上げられないのであれば、どこかの予算を減らすしかありません。しかし「無駄を省いて」という大声は、まさに選挙向けのアピールでしかなく。

それに比べれば出世払いはずっと現実的だと思うのです。

また提言でははっきりと書かれていませんが、出世払いと名付ける以上は、単なる借金の返済ではなく、出世して今度は自分が後進のために資金を提供しようとする。ぜひそういう風潮にしていってもらいたいですね。

借金返済か、出世払いか。見え方だけの話ですが、この問題に関しては、見え方にこそ本質があると思います。

なお、提言によれば授業料を肩代わりするのは国家のようですが、大学が自らのサービスとして出世払い制度を提供するのも大いにありだと思います。

出世してもらわなければいけませんから、人材を見極めるために入試制度の内容も変わるでしょうし、授業の内容も変わるでしょう。

大学は就職予備校ではないという意見もあるでしょうが、これだけの情報化社会になった今、大学の役割も変わる必要があるはずです。

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