四谷大塚の鮮やかなお誘いの流れに乗り、塾なし中学受験のはずの我が家が初めて塾の冬期講習に参加しています。
なぜ「塾なし」なのか
そもそもなぜ我が家が、あえての少数派である「塾なし」を選択しようとしているかは長男のADHDという性質のため。
ADHDにも色々なタイプがありますが、長男は面と向かって話しをしていても全く別のことを考えていることが結構あります。
いつも、ではないんですけどね。
特に勉強中、わからない問題や難しい問題になるとその傾向は顕著。いくら説明をしても「聞いているようで聞いていない」状態に。
学校では半分くらいは聞けていれば上出来と思っています。
少人数クラスで学習できるときは結構頭に入っているようだけど。
意外なほどに普通だった長男
そんな長男なので、四谷大塚レベルの問題を3時間みっちりと勉強する冬期講習はキツイのでは・・・と思っていました。
帰宅した長男に感想を聞いてみると涼しい顔で「ふつう〜」の答え。
問題用紙を見るとしっかり取り組んでいるようす。
よく聞いてみると、今回の授業の参加者は5人くらいだったそう。
なるほど、長男にとってはベストな人数。初めての塾はなかなか快適だったようです。
ただ、隣のクラスは20人ほどいたそうで。
初回を所用のため欠席したので、今回は休んだ子たちだけ集めた特別対応なのか、冬季講習初回の子たちには手厚い対応なのかわかりません。
初回で問題が簡単だったというのも集中できた理由の一つではと思っていますが、「塾は基本的に勉強に取り組む意外のものはない」という当たり前の事実が長男にとってとても良かったようです。
改めて感じる、環境設定の大切さ
我が家は下に兄弟がいるため、休日の勉強はそれはもう騒がしい中でやっています。
兄弟がいる楽しさも存分に味わっているのだから、そこは仕方ない。うちに生まれた以上諦めて頑張れとハッパをかけてきましたが、本来ADHDの子供が良さを発揮するためには環境と整えてあげることが大切。
目の前に気が散るものがあるのに、集中しろというのはADHDの子にとって辛いシゴキです・・。
気が散るものは視界から外す。
時間を細かく区切って休憩をはさみながら集中を持続させる。
目の刺激が強いので、気が散りそうなときは視覚的なアプローチで集中を促す。
など、改めて家庭学習のときもできることは取り組んでいかなければと思いました。
次回どうなるでしょう。意外と塾に適応できてしまったりして!?
そう思うと楽しみなような、今後の塾代を考えると悩ましいような。
親に教わるよりも素直な気持ちで学習に取り組めるなら、いいことだよなぁ・・と早速心が揺らいできています。
