先日、ふるさと納税のことを書きました。
書き終えた後にふと考えた、ふるさと納税のお金の出入りについて追記します。
ふるさと納税は先にお金が出て行く仕組み
前回、ふるさと納税は寄附であり、お金は還付によって返ってくる。そして実質2000円で手に入れられる返礼品がお得感があるということ書きました。
これらのお金の出入りが同じ時期ならお得だね!で終了。でもそれぞれにタイムラグがあるのです。
前提(金額は一例です)
・17万寄付をする
・手数料は2000円
・還元率30%なら5万円程度の価値の返礼品を受け取ることができる。
・16万8000円分の還付、控除を受けることができる。
・うち、所得税の還付は3万3600円、住民税の控除は13万4400円(合計16万8000千円)
1.寄附をする
2018年11月にふるさと納税のサイトからお申込みをすると・・・
返礼品がくるのも来年。となると、今年はお金が出て行ってしまうだけなのです(涙)
ただし、クレジットカード決済が可能。カードの締め日によりますが、11月に支払いすると12月末頃に現金が出て行きます。
クレジットカードの決済手数料は自治体が負担してくれることがほとんど&クレジットカードのポイントもつくので、クレジットカード払いが断然お得。
寄附後、1か月くらいで寄付金受領証明書が送られてきます。
これが寄附をした証拠。きちんと保管しておき、確定申告で使います。
2.返礼品が届く
返礼品にもよると思いますが3か月くらいで返礼品が到着。
5万円くらいのお米とかお肉とか、、最も嬉しい瞬間です。
3.確定申告をする
翌年の3月15日までに寄付金受領証明書を添付して確定申告を行います。
すると、1〜2か月後くらいに指定の口座に所得税の還付が入金!これも嬉しい。
出産時の医療費控除などで数万円が返ってきたことがありますが、あれも嬉しかったなぁ・・。
ふるさと納税を行ったら絶対に忘れてはいけない。所得税控除の時期と金額をきちんと意識すること
住民税は?というと、現金で返ってくることはありません。
住民税は控除されるので、給与所得者の場合は2019年の6月分の天引きの住民税から13万4400円が分割して控除(実際の住民税よりも安くなる)されます。
ここがしっかりと意識していないととても危険な点です。
13万4400円ということは月で割ると1万円ちょっと。
「あれ?今月給与ちょっと多い?」という認識だと「使っちゃおう(ハート)」になる恐れが。
でもこの時点のお金だけ見た流れはこの状態です。
(-17万円)+(3万3600円)= -13万6400円
寄附 所得税還付
100歩譲って美味しい5万円の食べ物を買ったとしてさしひいても、まだまだ8万6400円の赤字です!
還付金って今までの経験上、ポッっと出てきたご褒美?あぶく銭?みたいな感覚があった私ですが(本当にダメなところ)・・
1年単位のお金の動きを心を研ぎ澄まして追っていかないと、結果的に17万円をなんとなく寄附して、還付された16万8千円もお金もなんとなく使ってしまった・・・つまりなんとなく33万8千円使ってしまったという最悪な事態にもなりかねません。
自戒たっぷりで言いますが、お金の管理ができない人はふるさと納税なんてしない方がよっぽど良いです。
忘れない。還付・控除金はしっかりと貯金する、絶対。